書誌事項

ボーリンゲン : 過去を集める冒険

ウィリアム・マガイアー著 ; 高山宏訳

(高山宏セレクション「異貌の人文学」)

白水社, 2017.12

タイトル別名

Bollingen : an adventure of collecting the past

Bollingen : an adventure in collecting the past

タイトル読み

ボーリンゲン : カコ オ アツメル ボウケン

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注記

p[2]の欧文タイトル (誤植): Bollingen : an adventure of collecting the past

ボーリンゲン叢書: 巻末p2-19

内容説明・目次

内容説明

C.G.ユングはスイスのボーリンゲン村を隠棲の地とし、心理学・神話学・宗教学・図像学など様々な分野の世界的知性を集めた“エラノス会議”(一九三三年開始)で中心的役割を果たした。そのユングに傾倒したアメリカの資産家ポールとメアリー・メロン夫妻は、一九四二年にボーリンゲン基金を設立、学術研究の支援と出版事業を開始する。“ボーリンゲン叢書”はユング著作集、エラノス講義の書籍化をはじめ、ヴィルヘルム訳『易経』、キャンベル『千の顔を持つ英雄』、ノイマン『グレート・マザー』、鈴木大拙『禅と日本文化』、ヴァレリーやコールリッジの著作集など、数々の名著を送り出し、奨学金で多くの研究者や文学者の活動を支え、考古学発掘調査に資金援助を行なった。ユング、ケレーニイ、エリアーデ、ブロッホ、パノフスキー、ショーレム、ナボコフら、ボーリンゲン・プロジェクトに集う綺羅星の如き人々、二十世紀を変えた“知”が生成される現場を活写した人的交流の文化史。

目次

  • 第1章 カンザスシティからマジョーレ湖へ
  • 第2章 「ボーリンゲンはわたしのエラノス!」
  • 第3章 蘇ったボーリンゲン
  • 第4章 エラノス、ユング、神話
  • 第5章 文学、美術、そして古代
  • 第6章 遺産

「BOOKデータベース」 より

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