南方熊楠と説話学
著者
書誌事項
南方熊楠と説話学
(ブックレット「書物をひらく」, 9)
平凡社, 2017.11
- タイトル読み
-
ミナカタ クマグス ト セツワガク
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注記
南方熊楠の肖像あり
主要参考文献: p103-104
内容説明・目次
内容説明
民俗学や植物学をはじめ、南方熊楠が渉猟した学問領域は多岐にわたり、その足跡は広く深く展開している。説話学においても、南方熊楠の博学は、高木敏雄や柳田國男をリードする役割をもった。けれども南方の説話学は、彼らや芳賀矢一など、その後の学界の主流とは別の方向をめざし、別の視野を拓いている。膨大な遺存資料のなかに、南方説話学の可能性をとらえる。
目次
- 1 南方熊楠の生涯(南方熊楠の虚像と実像;生い立ち ほか)
- 2 南方熊楠の学問(南方熊楠の学問観;南方熊楠と、その学問に対する評価 ほか)
- 3 日本における説話学の勃興と南方熊楠(説話とは;日本における説話学の黎明 ほか)
- 4 南方熊楠の説話学と、その可能性(高木敏雄と南方熊楠の衝突;南方熊楠の説話学の研究方法 ほか)
- 5 南方熊楠旧資料の価値—説話研究の側から(遺された蔵書と自筆資料の足跡;南方熊楠本人さえ読めない文字を読み解く ほか)
「BOOKデータベース」 より