ゲオルク・トラークル : 生の断崖を歩んだ詩人
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書誌事項
ゲオルク・トラークル : 生の断崖を歩んだ詩人
青土社, 2017.11
- タイトル別名
-
Georg Trakl : Dichter im Jahrzehnt der Extreme
ゲオルクトラークル : 生の断崖を歩んだ詩人
- タイトル読み
-
ゲオルク・トラークル : セイ ノ ダンガイ オ アユンダ シジン
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内容説明・目次
内容説明
暗い時代に生き、生の深淵からの叫びをうたった詩人の魂の軌跡。第一次世界大戦に向かう旧世界ヨーロッパの没落のただ中を生き、罪の意識に苦悩し、存在することの痛みをうたった詩人トラークル。言葉の音楽的な響き、独特な色彩にいろどられた幻覚、救済を求める絶望的な叫び。その作品と生涯を自在に行き来しながら、リルケやヴィトゲンシュタインを驚嘆させ、ハイデガーを深い哲学的思索に誘ったその詩作の真髄に迫る第一級の評伝。
目次
- 三和音で響く序
- 1 終局的な始まり—『一九〇九年集』
- 2 「酩酊の中でお前はすべてを理解する」—トラークルの有毒な創作
- 3 境界を越える試み—ウィーン・インスブルック・ヴェニス・ベルリンそれとも至る所がザルツブルクなのか
- 4 一九一三年『詩集』
- 5 詩的な色彩世界あるいは(詩の)「わたし」の問題
- 6 死に向かって詩作する。一つの自画像と「死んでいく者たちとの出会い」
- 7 『夢のなかのセバスティアン』あるいは「悪の変容」
- 8 「塀に沿って」。詩に描かれた世界の終末の様相
- 9 生まれぬもののなかで後生に生き続ける
「BOOKデータベース」 より