駐露全権公使榎本武揚
著者
書誌事項
駐露全権公使榎本武揚
(群像社ライブラリー, 38-39)
群像社, 2017.12
- 上
- 下
- タイトル別名
-
Посол : разорванный остров
Ambassador : broken island
榎本武揚 : 駐露全権公使
- タイトル読み
-
チュウロ ゼンケン コウシ エノモト タケアキ
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注記
参考文献: 下巻p244
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784903619811
内容説明
三百年の鎖国から目覚めたばかりの日本は海軍中将・榎本武揚をロシアへ派遣した。両国間で初の特命全権公使となった榎本に託された最大の課題は樺太(サハリン)の帰属をめぐる領土交渉。わずか六年前には天皇に刃向かって国賊と呼ばれ牢獄に入っていた男が公使であることを傲慢で自尊心の強いロシア皇帝が許容できるのか。難題が待ち構えるペテルブルグへ向かう榎本が出会った若いロシア人将校は冷徹な外交の世界に心あたたまる友情をよせてくるが…。旧幕府軍の指揮官から明治新政府の要人へと数奇な人生を送った榎本武揚に惚れ込んだロシアの現代作家が描く長編外交サスペンス。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784903619828
内容説明
帝都ペテルブルグで思いのほかロシア皇帝に気に入られ他国の外交官もうらやむほどの厚遇を受けていた榎本武揚であったが、西郷隆盛の思惑を受けて随行員に加わっている足利書記官の単独行動には不安がつのる。領土交渉が大きな進展をみせて千島列島を含めた条約締結に向かう一方で、ロシアとの外交を日本政府内の主導権争いに利用しようとする暗躍が榎本の足元に影をおとしてくる。榎本の身を案じる若いロシア人将校は我が身を賭して友人を救うべく行動を開始するが…。外交という異文化間の権謀術数を血の通った人間のドラマとして描くサハリン在住作家の意欲作。
「BOOKデータベース」 より