お殿様、外交官になる : 明治政府のサプライズ人事
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書誌事項
お殿様、外交官になる : 明治政府のサプライズ人事
(祥伝社新書, 522)
祥伝社, 2017.12
- タイトル読み
-
オトノサマ ガイコウカン ニ ナル : メイジ セイフ ノ サプライズ ジンジ
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注記
参考資料: p256-262
内容説明・目次
内容説明
明治政府は、藩主出身者、いわば「元お殿様」を公使としてイタリア、フランスなどの外国へ派遣していた。彼らは外交のプロではない。現地語は話せないし、なかには洋行の経験がまったくない人もいた。ちゃんと務まったのか?とはいえ、「お殿様→公使」の転身を認められただけあって、夜会、晩餐会、国王との謁見をこなし、社交では夫以上に活躍する公使夫人もいた。また、ある公使は赴任先に妾を同伴するなど、エピソードには事欠かない。日本の“国際デビュー”顛末記。
目次
- 序章 ツルの一声
- 1章 鍋島直大—圧倒的な財力で外交の花を演じる
- 2章 浅野長勲—洋行経験なく、外交官生活も二年で終了
- 3章 戸田氏共—当代一の美人妻が醜聞に見舞われる
- 4章 蜂須賀茂韶—妾を同伴で海外赴任を敢行
- 5章 岡部長職—高い能力で明治の世をみごとに渡る
- 6章 柳原前光—権力者におもねらず、ライバルに水をあけられる
- 7章 榎本武揚—朝敵から一転、引く手あまたの「使える男」
「BOOKデータベース」 より