クリスタルの心 : ルネサンスにおける愛の談論、詩、そして肖像画

書誌事項

クリスタルの心 : ルネサンスにおける愛の談論、詩、そして肖像画

リナ・ボルツォーニ著 ; 足達薫, 伊藤博明, 金山弘昌訳

ありな書房, 2017.11

タイトル別名

Il cuore di cristallo : ragionamenti d'amore, poesia e ritratto nel Rinascimento

クリスタルの心 : ルネサンスにおける愛の談論詩そして肖像画

タイトル読み

クリスタル ノ ココロ : ルネサンス ニ オケル アイ ノ ダンロン シ ソシテ ショウゾウガ

内容説明・目次

内容説明

詩/ベンボによって詠われ、絵/レオナルドによって表わされたルネサンスの愛とは、霊魂の中に描かれた「印形」であった。言葉と詩が喚起し、魂が創出する、めくるめくイメージを、鏡の魔力に委ねられた二重肖像画に、連想と追憶の魅惑的な遊戯的作用を通して、愛というクリスタルな遊戯的表象を召還する!

目次

  • 第1部 『アーゾロの談論』—テーマ、遠近法の遊戯的作用、生の選択(三人の乙女たち—冒頭の場面とその回析;宮廷とその肖像画;文学とその受容者;イメージ;場所;隠者とウェヌスの領国の間で)
  • 第2部 肖像画—言葉とイメージの間で(「観者の眼」の前のテクスト;自画像;詩と肖像画—境界のかけひき)
  • 第3部 二重肖像(詩における二重肖像—アリオストとカスティリオーネ;覆いの絵のある、または背面に絵のある肖像画、あるいは二幕仕立ての肖像画;心の空間)
  • 第4部 友人たちの共同体(シャルル剛胆王の宮廷からロレンツォ・デ・メディチのフィレンツェにかけてのベルナルド・ベンボ;ベルナルド、ジネヴラ・デ・ベンチ、そして友人たちのサークル—神話の構築、解釈の悦び;徳と名誉—称賛と記憶の間におけるインプレーサの変身;メダルの官能的快楽、あるいはメダル争奪戦;『アーゾロの談論』のための二重肖像画)

「BOOKデータベース」 より

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