正岡子規
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正岡子規
(Century books, . 人と作品||ヒト ト サクヒン)
清水書院, 2017.9
- : 新装版
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マサオカ シキ
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Note
背の責任表示: 福田清人編, 前田登美著
年譜: p199-203
参考文献: p204
Description and Table of Contents
Description
正岡子規の名は、近代文学において不朽である。彼は俳人であり、歌人であり、写生文家であった。同時に彼の生涯は病魔との闘いの連続であった。二十二歳の若年にして喀血して以来、激痛と高熱に見舞われ、ほとんど病床から離れることは不可能であった。「写生」を基盤とした俳句革新、短歌革新、写生文創始などの偉大な業績は、すべてそういう彼の、小さな病室でなされたのである。しかし彼は野心家であった。日毎に衰弱していく肉体の中で、彼の野望は火のごとく燃えあがった。私たちが今、近代の短詩型文学について語ろうとすれば、まっさきに子規を語り、彼の唱導した「写生」を語らねばならない。彼こそ短詩型文学の父である。おそらく俳句や短歌が消滅しないかぎり、彼の名は永遠に伝えられるであろう。
Table of Contents
- 第1編 正岡子規の生涯(不屈の一生;やさしい少年時代;大志を抱く—血気に燃えて;野望の鬼;闘病のはてに—短く、たくましく)
- 第2編 作品と解説(革新の火—俳句;写生の道—俳論;更に短歌を—短歌;既成歌壇攻撃—歌論;写生文の道—小説・随筆)
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