改憲的護憲論
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改憲的護憲論
(集英社新書, 0914A)
集英社, 2017.12
- タイトル読み
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カイケンテキ ゴケンロン
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内容説明・目次
内容説明
二〇一七年一〇月の衆議院選挙で争点となった改憲。しかし政権与党が提示する、憲法九条に自衛隊を付記する加憲案をめぐって、国民、メディアの間で、その狙いや問題点に関する議論はどれほど深まっただろうか。自衛隊を付記しようという加憲案と付記を許さない護憲派。護憲派が従来の立場からどんなに批判を展開しても、改憲派と護憲派の争いの焦点が、自衛隊を認めるかどうかにあると国民の目に映るとすれば、圧倒的多数が自衛隊に共感を持っている今、護憲派は見放されるのではないか。だとしたら、護憲派はどんな論点を提示できるのか—。著者が深い危機感からたどりついた「改憲的護憲論」を世に問う一冊。
目次
- 第1章 護憲派とはどういう人のことか(非武装の改憲派、専守防衛の護憲派の登場;専守防衛か非武装中立かの対立は見せかけ ほか)
- 第2章 「戦争」と「平和」は対義語なのか(侵略戦争と同じ数だけの自衛戦争がある;戦争と平和は通じ合っている ほか)
- 第3章 共産党は憲法・防衛論の矛盾を克服できるか(「中立自衛」政策のもとでの矛盾と葛藤;憲法九条を将来にわたって堅持する時代の矛盾 ほか)
- 終章 護憲による矛盾は護憲派が引き受ける
- 補論 自衛隊の違憲・合憲論を乗り越える(名古屋高裁イラク判決の意味を探る;長沼訴訟違憲判決の論理構造 ほか)
「BOOKデータベース」 より