ボーイズラブが生まれる場所
著者
書誌事項
ボーイズラブが生まれる場所
(BL進化論 / 溝口彰子著, 対話篇)
宙出版, 2017.11
- タイトル別名
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Visiting the sites where boys' love is born
- タイトル読み
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ボーイズ ラブ ガ ウマレル バショ
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内容説明・目次
内容説明
男性同士の恋愛を軸とした一大エンタテインメント・ジャンルであるBL(ボーイズラブ)。そのBLが、現実の進化を先取りし、ホモフォビア(同性愛嫌悪)や異性愛規範、ミソジニー(女性嫌悪)を克服した社会へと進化することを助けている。第一線で常に新しい表現を模索してきたBLクリエイターたちは、今なにを考えているのか。BLが生まれる初期衝動とは?作品と現実社会との接続は?LGBT差別のない社会になった時、ジャンルは廃れるのか—?気鋭のBL研究家が、作家たちとの対話を通じてその魅力にディープにせまりながら、BLの進化・社会との関係を考察する。
目次
- 「最終的には、セックスの時に、『俺が受けてもいいよ』っていう『攻』が好きなんです」—漫画家 ヨネダコウさんとの対話
- 「同性愛の人が恋をして、社会と触れ合っていくというのが描きたかった」—漫画家 中村明日美子さんとの対話
- 「書き終えた時、一筋の光が見えたんです。真っ暗なトンネルの奥にうっすらと光が見えた」—小説家 岩本薫さんとの対話
- 「漫画家という作る側に、一生懸命、なろうと思って、なった。それは大変ではあるんですが、作る側にならないとわからん楽しさもある」—漫画家 トウテムポールさんとの対話
- 「懊悩を抱えているかもしれない読者さんに対して、『エロを欲するのは、なんら恥じることではないっすよ』ということを言いたくて…」—小説家 榎田尤利/ユウリさんとの対話
- 「自分のネガティヴな部分を、漫画に描くというためのモチベーションに変えないと、きっと潰れちゃう」—漫画家 スカーレット・ベリ子さんとの対話
- 「『赤い靴』のように、頭の中でイメージがわくと、それを吐き出さないではいられない」—漫画家 石原理さんとの対話
- 「漫画の主人公にあまりなってこなかった人々の営みの中にも、輝く瞬間は絶対にある。そんな人たちの幸せな瞬間や大事な想いを大切に取り扱いたい」—漫画家 羽生山へび子さんとの対話
- 「タブーは存在するけれども、それが、ゲイやレズビアンであることに対するタブーではない世界を構築することが重要だった」—作家 C.S.パキャットさんとの対話
- 「私のBL作品のキャラは最初からゲイです。それが私の萌えだから」—漫画家 よしながふみさんとの対話〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より