官僚制のユートピア : テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則

書誌事項

官僚制のユートピア : テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則

デヴィッド・グレーバー著 ; 酒井隆史訳

以文社, 2017.12

タイトル別名

The utopia of rules : on technology, stupidity, and the secret joys of bureaucracy

官僚制のユートピア : テクノロジー構造的愚かさリベラリズムの鉄則

タイトル読み

カンリョウセイ ノ ユートピア : テクノロジー、コウゾウテキ オロカサ、リベラリズム ノ テッソク

注記

原著 (Melville House, 2015) の全訳

内容説明・目次

内容説明

なぜ空飛ぶ自動車はまだないのか?かつて人類が夢見た「空飛ぶ自動車」をめぐる科学技術は、ひるがえって人間の内面を規制する「マネジメント(=官僚制)」を生み出した!新自由主義が自明のものとなった今日、それもまた空気と化している。『負債論』の著者グレーバーが、その無意識の現代性に切り込む画期的な文明批評!

目次

  • 序 リベラリズムの鉄則と全面的官僚制化の時代(リベラリズムの鉄則)
  • 1 想像力の死角?構造的愚かさについての一考察
  • 2 空飛ぶ自動車と利潤率の傾向的低下(テーゼ—一九七〇年代に、いまとはちがう未来の可能性とむすびついたテクノロジーへの投資から、労働規律や社会的統制を促進させるテクノロジーへの投資の根本的転換がはじまったとみなしうる。;アンチテーゼ—とはいえ、莫大な資金をえている科学やテクノロジーの領域すらも、もともと期待されていたブレイクスルーをみていない。;ジンテーゼ—詩的テクノロジー(Poetic Technologies)から官僚制的テクノロジー(Bureaucratic Technologies)への移行について)
  • 3 規則のユートピア、あるいは、つまるところ、なぜわたしたちは心から官僚制を愛しているのか(脱魔術化の魔術化、あるいは郵便局の魔力;精神性の一形式としての合理主義;反官僚制的ファンタジーの官僚制化について;規則のユートピア)
  • 補論 バットマンと構成的権力の問題について

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BB2515634X
  • ISBN
    • 9784753103430
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    iii, 380p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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