日本古代の政治と仏教 : 国家仏教論を超えて
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日本古代の政治と仏教 : 国家仏教論を超えて
吉川弘文館, 2018.1
- タイトル読み
-
ニホン コダイ ノ セイジ ト ブッキョウ : コッカ ブッキョウロン オ コエテ
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注記
博士論文「日本古代の政治思想と宗教政策に関する研究」(2013年、佛教大学)に若干の修正を施したもの
内容説明・目次
内容説明
古代の日本は、中央集権的な国家が政治の手立てとして仏教を興隆し、得度を統制したと理解されてきた。それは本当に実態に即した姿なのであろうか。得度と為政者との関係、天皇権の発動契機などを古代人の思想に沿って分析し、古代社会における権力の実情を探る。さらに、“国家仏教”論の歴史的成立過程を解き明かし、従来の理解を超克する意欲作。
目次
- 総説
- 第1章 優婆塞貢進の実像とその史的意義
- 第2章 日本古代における得度前行者の存在形態
- 第3章 古代の得度に関する基本概念の再検討—官度・私度・自度を中心に
- 第4章 延暦年分度者制の再検討
- 第5章 臨時得度の政治思想
- 第6章 淳仁朝の造宮計画—宮の新営と天皇権獲得の原理
- 第7章 郊野の思想—長岡京域の周縁をめぐって
- 結章 史学史としての“国家仏教”論
「BOOKデータベース」 より