ネオリベラル期教育の思想と構造 : 書き換えられた教育の原理

書誌事項

ネオリベラル期教育の思想と構造 : 書き換えられた教育の原理

福田誠治著

東信堂, 2017.12

タイトル読み

ネオリベラルキ キョウイク ノ シソウ ト コウゾウ : カキカエラレタ キョウイク ノ ゲンリ

注記

参考文献あり

人名索引: p603-606

国名索引(本文のみ): p607-608

事項索引(本文のみ): p609-636

内容説明・目次

内容説明

グローバリズムへの従順が、わが国の教育にカタストロフィをもたらす!1980年代以降、それまでの近代的国民教育から、経済成長に資する能力育成が学校教育に求められるようになり、学習は「投資」になった。本書は、アメリカやヨーロッパ、日本などにおける国民教育が、OECDやUNESCOなど国際機関が推進した経済的能力育成教育へと移行する過程において、国家によって異なるかたちで顕在化した今日まで続く課題の諸相を浮かび上がらせた労作である。訳文には原文を常に併記し、緻密な索引なども充実した、グローバル化と教育に関わる数多くの問題の根底を示した比類なき一冊。

目次

  • 今日の教育問題とは
  • 第1部 政治視点から経済視点への転換—学校・大学・職場に一貫するグローバルな投資環境整備として(グローバル時代の大学—国際的な学力とは;教育投資の拡大と義務教育の喪失—生涯学習制度の意味;グローバルな大学改革の始まり;生涯学習論の再提起)
  • 第2部 教育効果を測る—OECDデータ戦略(学力論と能力政策の拡大—非認知能力育成を学校教育に組み入れる;広域テストから国際調査へ;データ戦略の確立;データ戦略の展開)
  • 見えなかったものは見えたか

「BOOKデータベース」 より

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