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食料植民地ニッポン

青沼陽一郎著

(小学館文庫)

小学館, 2017.9

タイトル読み

ショクリョウ ショクミンチ ニッポン

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内容説明・目次

内容説明

自給率わずか39%の日本は、もはや米国と中国の「食料植民地」だ—。肥満問題にさらされる沖縄を皮切りに、世界各地で「日本の食」が生み出される現場を取材。米・シアトル「BSE感染牛」、タイ・バンコク「冷凍タコ焼き」「鮨ネタ」「アジフライ」、チリ・チロエ島「サケの養殖場」、中国・青島郊外「ホウレンソウ、里芋、枝豆」「骨抜きタラ切り身」、中国・上海沖「アナゴ」—そして、東京「コンビニ各社のお弁当」。このままで食の安全は守られるのか?外国からの供給はずっと途絶えない?綿密なデータを加えて、食の「安全保障」をめぐる日本の危機的状況を抉り出した問題作。

目次

  • 第1部 メタボリックシンドロームは米国の侵略だった(長寿の島を襲った「第2の沖縄戦」;太らされても米国の保険が待っている ほか)
  • 第2部 日本に食の安全なんてありえない(「プリオンのロシアンルーレット」がはじまる;黒船の国からの再開国要求 ほか)
  • 第3部 世界に広がる日本の食料基地(「広島風お好み焼き」はタイで作られていた;タイ・メコン川に日本「食料敗戦」の予兆 ほか)
  • 第4部 中国“毒”食品騒動の深層(日本野菜をつくる山東省“野菜基地”;中国野菜に「依存」しつつ「規制」する大矛盾 ほか)
  • 第5部 植民地が宗主国に捨てられる日(「農家だってバカじゃない」から日本農業は衰退した;米国様の輸入品だけ安全基準を緩和する ほか)

「BOOKデータベース」 より

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