茶の湯百人一首
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書誌事項
茶の湯百人一首
(淡交新書)
淡交社, 2017.11
- タイトル読み
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チャノユ ヒャクニン イッシュ
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注記
2004年刊の加筆・修正、再編集
内容説明・目次
内容説明
茶の湯の心をうたった101首を紹介。茶道の教えのみならず、古今東西を問わず武士、歌人、僧侶、公家、学者、実業家など幅広い人々の生活の中で詠まれた茶にまつわる歌を逸話などをまじえて読み解きます。歴史の本からは分からない詠み人の人となりや日本文化に深く根ざしたお茶の文化を垣間見ることができる一冊。
目次
- 茶の道は心に伝へ目に伝へ 耳に伝へて一筆もなし(千宗旦)
- 遠くよりと訪ひくる友を待つ宵の 夢は楽きことのみにして(益田鈍翁)
- 花もみじ苫屋も歌もなかりけり ただ見渡せば露地の夕暮(南坊宗啓)
- 今も猶君がたてけむ釜の湯の 流れを汲まぬ人なかりけり(江口令徳)
- 松風の声きく宿のさゝれ石 苔むす庭の代々に伝へよ(大綱宗彦)
- わが前に見猿きかさるいはさるを かきをく跡も残る子のため(松尾宗二)
- 木のめにる釜の音さへしづ岡の 庵にたのしくひと日暮しつ(高橋箒庵)
- 点てる茶は四十八手の外なれば ついに茶碗の端を欠くらん(東西庵八十嶋)
- 大かたの人の心はみな同じ 衣は着ても狐なりけり(宙宝宗宇)
- 茶はすけよ道具はすくなかけ茶碗 一つ持ても一心ぞかし(横井淡所)〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より