悲素
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悲素
(新潮文庫, 10848-10849,
新潮社, 2018.2
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ヒソ
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注記
単行本は2015年7月新潮社刊
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784101188263
内容説明
一九九八年、和歌山市内の夏祭りでカレーを食べた住民六十名以上が中毒症状を呈し、四名が死亡した。県警から、毒物中毒の第一人者である沢井直尚九州大学医学部教授のもとに、協力要請が入る。現地入りした沢井は、事件の深刻さを前に誓う—本物の医学の力で犯罪をあぶりだすと。被害者たちの診察と診療録の解析の果てに浮上する、小林真由美の保険金詐取疑惑と過去の事件、戦慄の闇。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784101188270
内容説明
カレー事件の背後にあった複数の犯罪、鬼畜夫婦が詐取した高額の死亡保険金。だが、真由美は逮捕後も、完全黙秘のまま。難航する物証固め、捜査を支える専門医たちの知見。緊迫の公判が始まった—。事件の全容は解明されたのか。なぜカレー鍋に砒素を入れたのか?毒の魔力に取り憑かれた女の底知れぬ暗部とは。現役医師の著者が、小説でしか描けない真相に迫る医学捜査小説の金字塔。
「BOOKデータベース」 より