佐治敬三と開高健最強のふたり

書誌事項

佐治敬三と開高健最強のふたり

北康利 [著]

(講談社+α文庫, [G310-1, G310-2])

講談社, 2017.10

タイトル別名

佐治敬三と開高健 : 最強のふたり

タイトル読み

サジ ケイゾウ ト カイコウ タケシ サイキョウ ノ フタリ

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注記

佐治敬三開高健年譜: 下巻p298-307

主な参考文献: 下巻p308-309

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784062817301

内容説明

真の経営者とはなにか。真の小説家とはなにか。そしてほんとうの友情とはなにか—日本が奇跡の復興へとむかう高度成長期。やんちゃな経営者と作家が友情で結ばれ、たぐいまれなタッグを組んで、次々とヒットを飛ばす。サントリーがまだ寿屋と呼ばれていた時代、貧困のどん底から開高健を拾い上げ、活躍の場を与えたのが、世界一のウイスキーをつくった男・佐治敬三であった。開高は佐治を必要としたが、佐治もまた開高を必要とした。やがて二人は経営者と社員という粋を超えた友情で結ばれていく。

目次

  • 序章
  • 第1章 ふたつの戦争(シュタインヘーガー作戦;初戦惨敗;そろそろサジ投げるか?;もうひとつの戦争;現代は輝ける闇である)
  • 第2章 佐治家養子の謎(元祖やってみなはれ;おでこに蠅とまってるで;「生命の水」に取り憑かれて;鳥井クニと佐治くに;たび重なる試練;二代目社長を運命づけられたあの日;神も仏もあるものか)
  • 第3章 寿屋宣伝部とトリスバーの時代(ごぞんじ!開高健)
巻冊次

下 ISBN 9784062817318

内容説明

真の経営者とはなにか。真の小説家とはなにか。そしてほんとうの友情とはなにか—開高はコピーライターとしての才能を花開かせ、在職中に芥川賞を受賞する。佐治が身を置いていたビジネスの世界は、経営者が生命を懸けた戦いの場だが、なかでも昭和三十六年(一九六一)のビール事業進出、ビールの巨人三社(キリン、サッポロ、アサヒ)による寡占への無謀な挑戦は、まさに「ビール戦争」と言っていいものであった。経営者の姿を自分に重ねあわせ、作家・開高も戦場に向かう。彼はアメリカが正義を旗印に介入した「ベトナム戦争」の渦中に身を投じるのだ—。

目次

  • 第3章 寿屋宣伝部とトリスバーの時代“承前”(人生を観察することに専念;洋酒天国;幸運が引き寄せた芥川賞;「人間」らしくやりたいナ)
  • 第4章 オールドショックと犬の生活(オールドでつかんだ世界一;『夏の闇』の“女”;「鮮烈な一言半句」はあるか;日本のメディチ家;ザ・ウイスキー;水商売もまた国家なり)
  • 第5章 悠々として急げ(モンゴルに見た夢;「毒蛇は急がず」と言うたやないか;南無、森羅万象;最後の大旦那)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB25427141
  • ISBN
    • 9784062817301
    • 9784062817318
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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