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『青色本』を掘り崩す : ウィトゲンシュタインの誤診

永井均 [著]

(講談社学術文庫, [2499])

講談社, 2018.2

Other Title

青色本を掘り崩す : ウィトゲンシュタインの誤診

Title Transcription

『アオイロボン』オ ホリクズス : ウィトゲンシュタイン ノ ゴシン

Available at  / 160 libraries

Note

原本は2012年にナカニシヤ出版より刊行

シリーズ番号はブックジャケットによる

Description and Table of Contents

Description

たとえば、後期ウィトゲンシュタインの代表作『哲学探究』二〇〇番代で主題化される私的言語の問題は、その原基形態が『青色本』の議論にある。後期に向かう哲学的思考の端緒とも言うべき『青色本』を、著者は「天下の奇書」と評しつつも、細部にわたって徹底的に、かつ詳細に考え抜く。そこで見えてくる独我論の相貌とは。渾身の哲学的批判の書。

Table of Contents

  • 哲学における達成とは
  • 私的体験が素材となって実在が構成されていると言いたい誘惑
  • 語は対比項なしに使われえないか
  • ただ私自身の体験だけが実在すると言いたい誘惑
  • だが他人も「まったく同じこと」が言える
  • 世界の素材としてのエーテル状の私的体験
  • ウィトゲンシュタイン的独我論
  • ウィトゲンシュタイン的独我論の永井的拡張(付・コウモリだったらどんなかな)
  • 私と世界をつなぐすべての出発点
  • 「自分の感覚を記述するのに回り道をせざるをえない」〔ほか〕

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