五山僧がつなぐ列島史 : 足利政権期の宗教と政治
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五山僧がつなぐ列島史 : 足利政権期の宗教と政治
名古屋大学出版会, 2018.2
- タイトル読み
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ゴザンソウ ガ ツナグ レットウシ : アシカガ セイケンキ ノ シュウキョウ ト セイジ
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内容説明・目次
内容説明
地域の信仰を背景に各地を結び付け、足利政権の全国支配の鍵ともなった「夷中」の五山僧の決定的役割を浮かび上がらせて、中央偏重の五山制理解を一新、五山文学も手がかりに、列島社会が内包していた異国的世界をも展望し、新たな中世史像を描き出す。
目次
- 五山僧の忘却と再発見の試み
- 第1部 足利政権と五山僧(叢林と夷中—五山僧の列島散在;足利政権の坐公文発給と政治統合—赦し合う政権と檀越たち;関東公帖と夷中の五山僧—赦し合う人脈の展開;戦国期足利政権の公帖発給と「武士」の編成)
- 第2部 夷中の檀越と五山僧(鎮魂の強制から信仰の統合へ—石見安国寺の諸山禅院への推移;五山僧をめぐる師弟関係と師檀関係—諸地域の十方院について;地方諸山禅院の無名檀越たち—備中宝福寺を事例として;戦国期在地勢力の五山文学受容—尾張知多半島域を事例として;居士大姉仏教と五山文学—尾張・三河の諸山と五山僧)
- 第3部 五山僧の思想史的位置(夷中考—列島社会と五山文学;五山僧の栄西認識;南禅寺住持論—列島史のなかの五山僧とキリシタン)
- 列島史と日本史のはざまで
「BOOKデータベース」 より