仏教の救い : アジャセ王の帰仏に学ぶ

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仏教の救い : アジャセ王の帰仏に学ぶ

池田勇諦著

北國新聞社出版局, 2014.1

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タイトル読み

ブッキョウ ノ スクイ : アジャセ オウ ノ キフツ ニ マナブ

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内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784833019712

内容説明

王位を奪おうと父王を亡き者にした太子アジャセは、その罪の重さにおののき、病に陥るが、やがてお釈迦様の教えに帰依してゆく。親鸞がその主著が一部始終を引用した「王舎城の悲劇」を通し、我々が救われるとはいかなることかを、元同朋大学長の池田勇諦師が語る。小松・勝光寺での連続講座を収録。

目次

  • 第1講 なぜ経典を学ぶのか—信心に導き入れる道標(仏教講座立ち上げの願い;「何のために生きるかが問題である」;「時代社会の問題はピンときません」 ほか)
  • 第2講 何を根拠にして生きるのか—己自身ほどあてにならぬものはない(信心という言葉の本来の意味は;「神も仏も信じないが、自分は信じる」;「己れ程頼みにならぬものはない」 ほか)
  • 第3講 真仏弟子の道に立つ—親殺しの悪人とは自分自身のことであった(真実信心の根拠と、具体的な「人」;大信心の讃嘆と「三一問答」;信楽の一念の時、私たちの救いが成立する ほか)
巻冊次

2 ISBN 9784833020121

内容説明

「王舎城の悲劇」は単なる古代インドの家庭不和の物語ではない。国の対立、差別、肉親の情といった現代と同じ問題が底流を流れ、それが私たちの生き方に鋭い問題を投げかけてくる。身近な問題を分かりやすく説く。

目次

  • 第4講 王舎城の悲劇はなぜ起こったのか(上)—生きることのもつ「悲惨」を見つめる(好戦的で権力欲に執着する性格;ガンジス川流域の覇者マガダ国;ヒンズー教が中心の今のインド ほか)
  • 第5講 王舎城の悲劇はなぜ起こったのか(下)—背景にある差別を自らに問う(悲劇の内因、富と権力を求め殺戮を好む性格;外縁としてのダイバの悪だくみ;出生自体が神の差別支配の中にあるカースト制 ほか)
  • 第6講 血は無明—それは本当に愛情なのか(7節にわたって順に説かれるアジャセの回心;アジャセの懊悩と母親の登場;後悔の激しさと自己嫌悪 ほか)
巻冊次

3 ISBN 9784833020510

内容説明

父殺しの罪におののき病に倒れたアジャセ王。その慙愧の心に響いてきたのは、見捨てることなく願っていた仏陀の大悲心だった。苦悩の凡夫が真実信心に目覚める仏法の核心。

目次

  • 第7講 人間性の放棄と確保 六師の詭弁とギバの勧導—慙愧により自らの無明が知らされ(父殺しの罪にもだえるアジャセ;六師外道はバラモン教に反対の反体制派;神の支配を否定、宿命論と偶然論 ほか)
  • 第8講 仏陀の大悲心 如来の密義と月愛三昧—願われている私に気付き、歩み始める(智慧の眼が開かない限り見えないから「秘密」;アジャセ王の「為」に涅槃に入らず;「アジャセ」とは煩悩具足の衆生 ほか)
  • 第9講 釈尊の説法—分別の落ち込みから自力無功の目覚めへ(「どうして、地獄に入ると言うのか?」と問う釈尊;アジャセの半信半疑、ためらいの心;釈尊の7つの説法。第1は「罪にならない」 ほか)
巻冊次

4 ISBN 9784833020862

目次

  • 第10講 アジャセの回心(上)‐無根の信—毒樹のような私から、香木の芽が吹いた(私に生じるはずのない信が生じた;治らない3つの病、五逆、謗法、闡提;道を求める心が断たれている「一闡提」 ほか)
  • 第11講 アジャセの回心(中)‐回心の体験は—行き詰った今、一念、一瞬、聞こえてくださる(「回心」は浄土真宗のさとり;ティリッヒの表現「信仰とは何でないか」;肯定的な表現は分かりやすいが、それまでのこと ほか)
  • 第12講 アジャセの回心(下)‐新しい関係—自分を問う他者の存在が見えてくる(「もろもろの衆生のために」は横糸;救われるとは負の状態が改善されることではない;自我意識を立場とするな ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB25609014
  • ISBN
    • 9784833019712
    • 9784833020121
    • 9784833020510
    • 9784833020862
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    金沢
  • ページ数/冊数
    114p
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
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