仏教の救い : アジャセ王の帰仏に学ぶ
Author(s)
Bibliographic Information
仏教の救い : アジャセ王の帰仏に学ぶ
北國新聞社出版局, 2014.1
- 1
- 2
- 3
- 4
- Title Transcription
-
ブッキョウ ノ スクイ : アジャセ オウ ノ キフツ ニ マナブ
Available at 3 libraries
  Aomori
  Iwate
  Miyagi
  Akita
  Yamagata
  Fukushima
  Ibaraki
  Tochigi
  Gunma
  Saitama
  Chiba
  Tokyo
  Kanagawa
  Niigata
  Toyama
  Ishikawa
  Fukui
  Yamanashi
  Nagano
  Gifu
  Shizuoka
  Aichi
  Mie
  Shiga
  Kyoto
  Osaka
  Hyogo
  Nara
  Wakayama
  Tottori
  Shimane
  Okayama
  Hiroshima
  Yamaguchi
  Tokushima
  Kagawa
  Ehime
  Kochi
  Fukuoka
  Saga
  Nagasaki
  Kumamoto
  Oita
  Miyazaki
  Kagoshima
  Okinawa
  Korea
  China
  Thailand
  United Kingdom
  Germany
  Switzerland
  France
  Belgium
  Netherlands
  Sweden
  Norway
  United States of America
-
1180.4/IK/10000133524,
2180.4/IK/20000133449, 3180.4/IK/30000133450, 4180.4/IK/40000133451
Search this Book/Journal
Description and Table of Contents
- Volume
-
1 ISBN 9784833019712
Description
王位を奪おうと父王を亡き者にした太子アジャセは、その罪の重さにおののき、病に陥るが、やがてお釈迦様の教えに帰依してゆく。親鸞がその主著が一部始終を引用した「王舎城の悲劇」を通し、我々が救われるとはいかなることかを、元同朋大学長の池田勇諦師が語る。小松・勝光寺での連続講座を収録。
Table of Contents
- 第1講 なぜ経典を学ぶのか—信心に導き入れる道標(仏教講座立ち上げの願い;「何のために生きるかが問題である」;「時代社会の問題はピンときません」 ほか)
- 第2講 何を根拠にして生きるのか—己自身ほどあてにならぬものはない(信心という言葉の本来の意味は;「神も仏も信じないが、自分は信じる」;「己れ程頼みにならぬものはない」 ほか)
- 第3講 真仏弟子の道に立つ—親殺しの悪人とは自分自身のことであった(真実信心の根拠と、具体的な「人」;大信心の讃嘆と「三一問答」;信楽の一念の時、私たちの救いが成立する ほか)
- Volume
-
2 ISBN 9784833020121
Description
「王舎城の悲劇」は単なる古代インドの家庭不和の物語ではない。国の対立、差別、肉親の情といった現代と同じ問題が底流を流れ、それが私たちの生き方に鋭い問題を投げかけてくる。身近な問題を分かりやすく説く。
Table of Contents
- 第4講 王舎城の悲劇はなぜ起こったのか(上)—生きることのもつ「悲惨」を見つめる(好戦的で権力欲に執着する性格;ガンジス川流域の覇者マガダ国;ヒンズー教が中心の今のインド ほか)
- 第5講 王舎城の悲劇はなぜ起こったのか(下)—背景にある差別を自らに問う(悲劇の内因、富と権力を求め殺戮を好む性格;外縁としてのダイバの悪だくみ;出生自体が神の差別支配の中にあるカースト制 ほか)
- 第6講 血は無明—それは本当に愛情なのか(7節にわたって順に説かれるアジャセの回心;アジャセの懊悩と母親の登場;後悔の激しさと自己嫌悪 ほか)
- Volume
-
3 ISBN 9784833020510
Description
父殺しの罪におののき病に倒れたアジャセ王。その慙愧の心に響いてきたのは、見捨てることなく願っていた仏陀の大悲心だった。苦悩の凡夫が真実信心に目覚める仏法の核心。
Table of Contents
- 第7講 人間性の放棄と確保 六師の詭弁とギバの勧導—慙愧により自らの無明が知らされ(父殺しの罪にもだえるアジャセ;六師外道はバラモン教に反対の反体制派;神の支配を否定、宿命論と偶然論 ほか)
- 第8講 仏陀の大悲心 如来の密義と月愛三昧—願われている私に気付き、歩み始める(智慧の眼が開かない限り見えないから「秘密」;アジャセ王の「為」に涅槃に入らず;「アジャセ」とは煩悩具足の衆生 ほか)
- 第9講 釈尊の説法—分別の落ち込みから自力無功の目覚めへ(「どうして、地獄に入ると言うのか?」と問う釈尊;アジャセの半信半疑、ためらいの心;釈尊の7つの説法。第1は「罪にならない」 ほか)
- Volume
-
4 ISBN 9784833020862
Table of Contents
- 第10講 アジャセの回心(上)‐無根の信—毒樹のような私から、香木の芽が吹いた(私に生じるはずのない信が生じた;治らない3つの病、五逆、謗法、闡提;道を求める心が断たれている「一闡提」 ほか)
- 第11講 アジャセの回心(中)‐回心の体験は—行き詰った今、一念、一瞬、聞こえてくださる(「回心」は浄土真宗のさとり;ティリッヒの表現「信仰とは何でないか」;肯定的な表現は分かりやすいが、それまでのこと ほか)
- 第12講 アジャセの回心(下)‐新しい関係—自分を問う他者の存在が見えてくる(「もろもろの衆生のために」は横糸;救われるとは負の状態が改善されることではない;自我意識を立場とするな ほか)
by "BOOK database"