チェルノブイリという経験 : フクシマに何を問うのか
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チェルノブイリという経験 : フクシマに何を問うのか
岩波書店, 2018.2
- タイトル読み
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チェルノブイリ ト イウ ケイケン : フクシマ ニ ナニ オ トウ ノカ
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内容説明・目次
内容説明
「チェルノブイリと福島は全く違う」「(被災者を補償する)チェルノブイリ法は形骸化している」…。チェルノブイリ原発事故をめぐり、日本で広まる言説は妥当なのか。被災国現地の人々と交流してきたロシア研究者が、被災国政府の認識や補償の現状、記憶の風化に抗する人々の取り組みなどを紹介。事故後、三〇年以上におよぶ人と社会の蓄積を、3・11後の日本に問いかける。
目次
- 第1章 チェルノブイリ法の意義とフクシマ—法の不在という問題
- 第2章 消される「被災地」、抗う被災者
- 第3章 事故収束作業員たちは、いま
- 第4章 原発事故を知らない子どもたち—教育現場で何を継承するか
- 第5章 「放射線」を語れない日本の教室—カーチャが見た学校風景
- 第6章 原発事故から三〇年、健康被害をどう見るか
- 第7章 記憶の永久化へ向けて—「チェルノブイリ」を終わったことにさせない
- 第8章 原発事故を語る「ことば」はどこに
- 終章 「カタストロフィの終了」に抗して
- 補論 「チェルノブイリ」の知見は生かされているか—『ロシア政府報告書』(二〇一一年版)から読み解く甲状腺がんの実態
「BOOKデータベース」 より