生のなかば : ヘルダーリン詩学にまつわる試論

Bibliographic Information

生のなかば : ヘルダーリン詩学にまつわる試論

ヴィンフリート・メニングハウス著 ; 竹峰義和訳

(叢書・エクリチュールの冒険)

月曜社, 2018.1

Other Title

Hälfte des Lebens : Versuch über Hölderlins Poetik

生のなかば--ヘルダーリン詩学にまつわる試論

Title Transcription

セイ ノ ナカバ : ヘルダーリン シガク ニ マツワル シロン

Available at  / 32 libraries

Note

引用・参考文献: p214-221

Description and Table of Contents

Description

狂気に陥るまえのヘルダーリンがみずから公刊した最後の詩のひとつである『生のなかば』。抒情詩の傑作として愛誦されてきたこの短詩のうちに密かに埋め込まれた神話論的な寓意を、緻密な韻律分析と丹念な文献考証をつうじて鮮やかに解き明かす。ひとつのテクストを徹底的に精読することではじめて開かれる、無限の解釈の地平。

Table of Contents

  • “ミッドライフ・クライシス”についての詩?
  • 韻律による詩の署名としての(サッポー風の)アドーニス格
  • サッポーとディオティーマ
  • ヘルダーリンのサッポー
  • アドーニス格からアドーニスへ—古典古代の美の神話の再定式化としての『生のなかば』
  • アドーニス、ナルキッソス、美しい白鳥たち
  • ヘルダーリンによる美の“理論”
  • 「完璧な抒情美」の対極的な原像としてのサッポーとアルカイオス、および自由韻律体の言語という媒体における両者の断片的な現存
  • おのれのうちなる詩の葛藤
  • ヘルダーリンの長大なピンダロス風の詩におけるサッポー的な契機?
  • 『生のなかば』と『あたかも祭りの日に』
  • 垂れること−立ちつくすこと−漂うこと

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Details

  • NCID
    BB25655587
  • ISBN
    • 9784865030549
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    ger
  • Place of Publication
    調布
  • Pages/Volumes
    223p
  • Size
    19cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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