電力と政治 : 日本の原子力政策全史

書誌事項

電力と政治 : 日本の原子力政策全史

上川龍之進著

勁草書房, 2018.2

タイトル読み

デンリョク ト セイジ : ニホン ノ ゲンシリョク セイサク ゼンシ

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注記

参考文献一覧 上: p345-353, 下: p343-351

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784326351725

内容説明

「原子力ムラ」はどのように生まれ、どのように強大化していったのか?そして「原子力ムラ」は90年代の危機をどう乗り越え、どのように復活したのか?さらに、それを支えた東電の政治権力・経済権力のすがたとは?福島第一原発事故が起こってから明らかになった原子力政策の「暗黒面」を、あますことなく描き出す!

目次

  • 第1章 原発導入—政官業の思惑と対立の構図
  • 第2章 活発化する反原発運動と暗躍する原子力ムラ
  • 第3章 原子力冬の時代—東京電力と経済産業省の10年戦争
  • 第4章 原子力ルネサンスの到来—暴走する原子力ムラ
  • 第5章 東京電力の政治権力・経済権力
  • 第6章 菅直人と原子力ムラの政治闘争—脱原発をめぐるせめぎ合い
巻冊次

下 ISBN 9784326351732

内容説明

民主党政権は電力システム改革を進めたにもかかわらず、なぜまやかしの「脱原発」政策しか決められなかったのか?安倍政権では電力主由化の改革は急速に進んだのに、なぜ脱原発は後退したのか?とは言え、なぜ自民党は原発再稼働を思うように進められないのか?原発政策が「変われない」理由に、政治学で鋭く切り込む!

目次

  • 第7章 野田内閣における原発ゼロへの挑戦と挫折(野田内閣の発足;東電へのデュー・ディリジェンスと原子力損害賠償支援機構の発足 ほか)
  • 第8章 安倍内閣と原子力規制委員会—原発回帰の限界(「原発ゼロ」の見直し;原子力規制委員会の設置 ほか)
  • 第9章 原発再稼働と電力自由化の矛盾(老朽原発の廃炉と原発再稼働;原発再稼働の進展と司法の覚醒 ほか)
  • 第10章 終わらない東電問題と核燃料サイクル問題(もんじゅ廃炉と核燃料サイクル事業の継続;原発再稼働と地方自治体 ほか)
  • 終章 時間のなかの電力・エネルギー政策(経路依存;タイミングと配列 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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