Family regained
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Family regained
ナナロク社, 2017.12
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内容説明・目次
内容説明
前作『intimacy』(第39回木村伊兵衛写真賞受賞作)を始め、恋人や親しい友人など身近な人々を撮り続けてきた森が本作で被写体に選んだのは、友人や恋人、夫婦といったさまざまな40組の家族。彼らの生活空間に入り、彼らの部屋着をまとい、彼らの家族として自らも写り込む。また、生家では濃厚な家族の気配の中にひとり佇む作家の圧倒的な孤独。家族の喪失と創造の軌跡が、血のような真っ赤な世界に鮮明に立ち上がる。かつて、ただ同性同士で愛し合うことだけで犯罪となった時代に、命がけで生きた恋人たち。エイズに伏して添い遂げることができなかった恋人たち。彼、彼女たちが出会うことができなかった、その先にあったはずの「未来の家族」に、彼らに成り代わり会いにいく。共振し進みゆく家族を描いた、森栄喜の新たな始まりとなる写真集。
「BOOKデータベース」 より