「原作」の記号学 : 日本文芸の映画的次元

書誌事項

「原作」の記号学 : 日本文芸の映画的次元

中村三春著

七月社, 2018.2

タイトル別名

原作の記号学 : 日本文芸の映画的次元

タイトル読み

「ゲンサク」 ノ キゴウガク : ニホン ブンゲイ ノ エイガテキ ジゲン

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注記

巻末に索引あり

内容説明・目次

内容説明

原作の変異としてある文芸映画が、にもかかわらず、かけがえのない固有性を帯びるのはなぜか。すべての創作物を第二次テクストとして見る立場から、『雪国』『夫婦善哉』『山びこ学校』『心中天網島』などを分析し、オリジナリティという観念に揺さぶりをかける。

目次

  • 序説 文芸の様式と映画の特性—豊田四郎監督『雪国』
  • 1 “原作現象”の諸相(“原作”の記号学—『羅生門』『浮雲』『夫婦善哉』など;“複数原作”と“遡及原作”—溝口健二監督『雨月物語』;古典の近代化の問題—溝口健二監督『近松物語』;“原作”には刺がある—木下恵介監督『楢山節考』など)
  • 2 展開される“原作”(意想外なものの権利—今井正監督の文芸映画『山びこ学校』と『夜の鼓』;反転する“リアリズム”—豊田四郎監督『或る女』;擬古典化と前衛性—篠田正浩監督『心中天網島』;混血する表象—トニー・オウ監督『南京の基督』)
  • 展望 第二次テクスト理論の国際的射程—映画『神の子どもたちはみな踊る』と『薬指の標本』

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB25752630
  • ISBN
    • 9784909544018
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    調布
  • ページ数/冊数
    287p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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