「投壜通信」の詩人たち : 「詩の危機」からホロコーストへ

書誌事項

「投壜通信」の詩人たち : 「詩の危機」からホロコーストへ

細見和之著

岩波書店, 2018.3

タイトル別名

Edgar Allan Poe, Stéphane Mallarmé, Paul Valéry, Thomas Stearns Eliot, יצחק קאצענעלסאן, Paul Celan

投壜通信の詩人たち : 詩の危機からホロコーストへ

タイトル読み

トウビン ツウシン ノ シジン タチ : シ ノ キキ カラ ホロコースト エ

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注記

『イリプス』第2期第8-14号 (2011.11-2014.11), 『ブレーメン館』第14号 (2016.6) に掲載の初出原稿に、大幅な加筆と修正を加えたもの

内容説明・目次

内容説明

難破船から放たれた壜詰の手記—。一九世紀半ばのポーから二〇世紀後半のツェランまで、ヨーロッパには、この「投壜通信」をモティーフとした詩人たちの系譜があった。「西洋の没落」という嵐のもと、反ユダヤ主義の潮流が渦巻くなか、彼らはいかに現実と対峙し、詩を解き放ったのか。言語の壁を越えて展開し、西洋近代文学史に新たな補助線を引く画期的論考。

目次

  • 第1章 エドガー・ポーと美的仮象
  • 第2章 ステファヌ・マラルメと「絶対の書」
  • 第3章 ポール・ヴァレリーとドレフュス事件
  • 第4章 T.S.エリオットと反ユダヤ主義
  • 第5章 イツハク・カツェネルソンとワルシャワ・ゲットー
  • 第6章 パウル・ツェランとホロコースト(上)—「死のフーガ」をめぐって
  • 第7章 パウル・ツェランとホロコースト(下)—「エングフュールング」をめぐって

「BOOKデータベース」 より

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