リズム (身体感覚) からの逃走 : 音楽の現象学的・歴史社会学的研究
著者
書誌事項
リズム (身体感覚) からの逃走 : 音楽の現象学的・歴史社会学的研究
晃洋書房, 2018.2
- タイトル別名
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Escape from rhythm
リズムからの逃走 : 音楽の現象学的歴史社会学的研究
身体感覚からの逃走 : 音楽の現象学的・歴史社会学的研究
- タイトル読み
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シンタイ カンカク カラノ トウソウ : オンガク ノ ゲンショウガクテキ・レキシ シャカイガクテキ ケンキュウ
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注記
博士論文 「音楽のコミュニケーションに関する現象学的・社会学的研究」 (慶應義塾大学, 2014年) をもとにしたもの
文献: p183-191
内容説明・目次
内容説明
本書は、音楽コミュニケーションが近代的な様相を呈するまでの過程を、現象学的・歴史社会学的に論じている。議論を展開するにあたり、アルフレッド・シュッツの現象学的社会学、エトムント・フッサールの現象学、マックス・ウェーバーの音楽合理化論の視点に依拠し、モーリス・アルヴァックスの集合的記憶論、真木悠介やアンソニー・ギデンズの時間意識の変容に関する思考も、議論の支柱のひとつとした。数々の楽曲によって議論を具体的なものとしている。
目次
- 序章 問題設定
- 第1章 音楽コミュニケーションの原理
- 第2章 疑似同時的な音楽コミュニケーション—西洋音楽の記譜法の合理化と普遍時間を得る技法、リズムから拍子へ
- 第3章 楽器と音律の合理化における“身体感覚”の変遷—合理化の二面性
- 第4章 演奏空間の変容と近代的な音楽コミュニケーション—作曲家・演奏家・聴き手の分化、共同体・間を結ぶ時間
- 第5章 現代的な音楽コミュニケーション—永続性をめざす記譜法の技法から録音再生技術へ
- 終章 音楽コミュニケーションの歴史社会学—リズムと拍子、身体感覚の側面と機械的な側面
「BOOKデータベース」 より