宝井其角と都会派俳諧
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宝井其角と都会派俳諧
笠間書院, 2018.2
- タイトル読み
-
タカライ キカク ト トカイハ ハイカイ
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注記
平成23年度に立教大学に提出した博士学位論文を礎稿とし、その後の改訂・増補を加えて構成されたもの
日本学術振興会平成29年度科学研究費補助金 (研究成果公開促進費・課題番号17HP5028) の交付を受けて出版
主要参考資料: p598-600
内容説明・目次
内容説明
芭蕉門最古参の俳人・宝井其角。言語遊戯性が高く洒落で趣向を好む都会派俳諧で江戸において絶大な人気を誇った。研究史に置き去りにされていたその姿を漢詩を範として確立した“唱和”という句作法、門人たちに委譲された点印による師系伝承の制度、社会背景・文化的事象の三つの側面から考究。其角と都会派俳諧の史的な意義を提示し、新たな価値体系構築への指針を提示する。
目次
- 第1部 其角俳諧の方法—“唱和”の潮流をめぐって(憧憬としての追和;挑発としての唱和;方法としての「句兄弟」 ほか)
- 第2部 点印付嘱の意義—俳人達のステイタス(点取の展開と点印;其角の点印、貞佐系1類印の付嘱;其角の点印、湖十系2類印の付嘱 ほか)
- 第3部 都会派俳諧の諸相(「闘鶏句合」の構想;江戸俳諧と「初午」;赤穂義士追善への視線—七回忌集『反古談』 ほか)
「BOOKデータベース」 より