法学の誕生 : 近代日本にとって「法」とは何であったか

書誌事項

法学の誕生 : 近代日本にとって「法」とは何であったか

内田貴著

筑摩書房, 2018.3

タイトル別名

法学の誕生 : 近代日本にとって法とは何であったか

タイトル読み

ホウガク ノ タンジョウ : キンダイ ニホン ニ トッテ「ホウ」トワ ナンデ アッタカ

大学図書館所蔵 件 / 226

この図書・雑誌をさがす

注記

人名索引: 巻末pi-vii

内容説明・目次

内容説明

日本が、驚くほど短期間に近代化を果たしえたのは、西洋法の継受に成功したからである。だが、「法」を自らのものとして運用するには、それを支える法的思考様式、つまりは「法学」を受容することが不可欠だった。法学とは西洋社会に深く根差した思想であり、文化である。全く異質な文化的土壌をもった日本社会が、それまでにない思考様式を受容するのには幾多の困難があった。いったい日本人は、いかにしてそれを乗り越えたのか?欧米列強と対等に伍するため、国を代表する俊英たちが競って法学を学び、近代国家としての骨格をつくり上げた明治日本。先人たちの苦闘の歴史をあざやかに描き出す。

目次

  • 第1章 西洋法との遭遇
  • 第2章 人材養成
  • 第3章 「留学」の時代
  • 第4章 日本が出会った法学—「歴史の世紀」のヨーロッパ
  • 第5章 条約改正と法典論争—近代日本のナショナリズム
  • 第6章 法学の受容
  • 第7章 祖先祭祀と国体—伝統の進化論的正当化
  • 第8章 国家主義の法理論—明治国制の法的正当化
  • 第9章 近代日本にとっての「法」と「法学」

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ