仮象のオリュンポス : 古代ギリシアにおけるプロソポンの概念とイメージ変奏
著者
書誌事項
仮象のオリュンポス : 古代ギリシアにおけるプロソポンの概念とイメージ変奏
(古典転生, 16)
月曜社, 2018.3
- タイトル読み
-
カショウ ノ オリュンポス : コダイ ギリシア ニオケル プロソポン ノ ガイネン ト イメージ ヘンソウ
大学図書館所蔵 件 / 全33件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
関連略年表: p220-221
参考文献: p234-243
博士論文 (京都大学大学院人間・環境学研究科, 2016年3月提出) をもとに加筆・修正したもの
内容説明・目次
内容説明
プロソポンとは何か。古代ギリシアにおいて「顔」である同時に「仮面」を意味する特異な言葉をめぐり、その概念系とイメージの諸相を、古典文献や陶器画などの綿密な比較分析を通じてアナクロニックに横断し博捜する、新鋭によるたぐいまれなる成果。
目次
- 第1章 プロソポンの基本概念と隣接概念(プロスとオープス;プロソポンとプロソペイオン;「プロソポンの下/背後」をめぐる言説—モルモリュケイオン、カルディア、ヒュポクリテス)
- 第2章 プロソポン—“あらわれ”の方へ(饒舌なる表面;皺・痕跡・面影;視覚の表皮、事物の皮膜—デモクリースにおけるエイドラ)
- 第3章 対‐面としてのプロソポン(古代ギリシア陶器画における正面観図像;プロソポンは「鏡」か?—カタ・プロソポン)
- 第4章 アプロソポス—別様の「顔」の形象のために(美少年カルミデスの謎;テオプラストスの「鉄面皮」;非人称)
「BOOKデータベース」 より