景観史と歴史地理学
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書誌事項
景観史と歴史地理学
吉川弘文館, 2018.4
- タイトル読み
-
ケイカンシ ト レキシ チリガク
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文献あり
内容説明・目次
内容説明
歴史地理学において過去の景観を復原し、変化を追跡することは基礎的な作業である。ここで主張される「景観史」とは、ものいわぬ景観がもつ機能や役割をすくい取り、織り込まれた社会秩序や歴史の重みに留意して、歴史的空間を描く学問的営みである。編者に賛同する研究者による具体的な研究例や問題提起の論考を収め、歴史地理学の可能性に挑む。
目次
- 景観史の視座
- 1 景観史をたどる(古代美濃国本巣・席田両郡の景観復原の一齣—船来山南麓に屯倉の存在の可能性を探る;境界表示としての〓(ホウ)示の確立—中世荘園の景観史を考えるために ほか)
- 2 景観史の構造(中近世移行期における地域構造の変化と港町の景観—出羽酒田を事例として;港湾空間におけるボトルネック構造—水と陸との景観史試論 ほか)
- 3 景観史と文化(「ところ富士」の誕生;屋島合戦の顕彰 ほか)
- 4 景観史と現代(景観史と民俗地理学の接点—平戸島大志々伎集落を事例として;東日本大震災被災地の景観変遷と災害対策案 ほか)
- 5 景観史の交わり(景観史を振り返る;一八四八〜一九一四年のフランスの景観における音楽堂のイコノグラフィ ほか)
「BOOKデータベース」 より