Bibliographic Information

酸っぱいブドウ ; はりねずみ

ザカリーヤー・ターミル著 ; 柳谷あゆみ訳

(ExLibris)

白水社, 2018.3

Other Title

al-Ḥiṣrim

al-Qunfudh

Title Transcription

スッパイ ブドウ ; ハリネズミ

Note

原著al-Ḥiṣrim (2000), al-Qunfudh (2005) の全訳

Description and Table of Contents

Description

『酸っぱいブドウ』—「短剣に斃る」:強欲で乱暴で慎しみを欠き、くせ者揃いの住民で知られるクワイク街区。そこに暮らす片耳の男ヒドゥル・アッルーンは、自分の伴侶のように大事にしていた短剣を警察に没収されてしまう。「隘路の外衣」:クワイク街区を抜けて近道しようとしたムフスィン・ファーイルは、黒い外衣をまとった女に道を訊かれる。知らないと答えると、突然その女の兄を名乗る男に因縁をつけられる。「ハッラーウの末路」:床屋のサイード・ハッラーウは店を閉め、謎の黄色い錠剤を売っている。錠剤には魔法のような効能があり、街区に住む男たちは次々と中毒に陥るが、その成分や製造方法は誰にもわからない。「八時」:ハナーン・ムルキーは一時間刻みで約束をこなす。正午には公園、一時にはある家、二時にはカフェ、三時には映画館、五時には婦人服店、六時にはレストランへ…多忙な娘ハナーンが八時に帰宅するまでの半日を追う。『はりねずみ』—両親と兄と暮らす6歳の「僕」は、大人にいたずらを仕掛け、質問攻めにして困らせるのが大好き。シリアの子どもの殺伐とした日常をコミカルかつシニカルに語る。

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Details
  • NCID
    BB25828539
  • ISBN
    • 9784560090558
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    ara
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    218p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Parent Bibliography ID
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