友情と詐欺の人類学 : ネパールの観光市場タメルの宝飾商人の民族誌

書誌事項

友情と詐欺の人類学 : ネパールの観光市場タメルの宝飾商人の民族誌

渡部瑞希著

晃洋書房, 2018.2

タイトル読み

ユウジョウ ト サギ ノ ジンルイガク : ネパール ノ カンコウ シジョウ タメル ノ ホウショク ショウニン ノ ミンゾクシ

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注記

参照文献: p181-190

博士論文「観光市場におけるフレンドと詐欺師をめぐる人類学的考察 : カトマンズの観光市場、タメルにおける宝飾商売のフィールドから」(一橋大学, 2016年) を、大幅に加筆・修正したもの

内容説明・目次

内容説明

ネパールの観光市場、宝石商人のセールストーク—果たしてそれは詐欺か?友情か?「友人だから、良いものを安く売ってあげるよ」そう言われれば、私達は素直に喜べるだろうか。観光の場における友情概念をひもとき、信頼と懐疑が織りなすタメルの宝石商売の世界観を読み取る。美徳の友情で結ばれた「本当の友人」を探す旅がここにはじまる。

目次

  • 序論 友人とは何か
  • 1部 親密さの仮面(利害対立を緩和するための親密さ;一度きりの取引で終わる「常連」)
  • 2部 仮面が紡ぎだす社会関係(コミュニティの再生産;宝飾商人の取引倫理を生み出す)
  • 3部 仮面で構成されたリアリティ(フレンドへの「信仰」;仮面に賭ける)
  • 結論 友人間の純粋贈与を経済取引から読み解く

「BOOKデータベース」 より

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