「ニグロ芸術」の思想文化史 : フランス美術界からネグリチュードへ
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「ニグロ芸術」の思想文化史 : フランス美術界からネグリチュードへ
水声社, 2018.3
- Other Title
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Histoire de l'《art nègre》 : du monde artistique français à la Négritude
ニグロ芸術の思想文化史 : フランス美術界からネグリチュードへ
- Title Transcription
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「ニグロ ゲイジュツ」 ノ シソウ ブンカシ : フランス ビジュツカイ カラ ネグリチュード エ
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Note
博士論文『「ニグロ芸術」の形成およびその変容 : 二十世紀フランス文化圏を中心とした思想文化史的観点からの考察』(東京大学, 2014年提出) を修正・加筆したもの
参考文献: p335-354
Description and Table of Contents
Description
フランス美術界で創出され、文化史上のトピックとなった“ニグロ芸術”。間大陸的な文化摩擦を被ってきたこの概念は一方で、ハーレム・ルネサンスやネグリチュードといった黒人文化運動において自らのアイデンティティを示す「抵抗のための武器」にもなりえた…。同時代の文脈から諸言説を読み解き、支配と抵抗の歴史を反省的に再構築する。
Table of Contents
- 思想文化史のなかの「ニグロ芸術」
- 第1部 「ニグロ芸術」の創出と変化(「未開芸術」と西欧文明;「ニグロ(芸術)」を語る主体)
- 第2部 「古さ」と「新しさ」をめぐる言説(古さと起源;人種理論における芸術と黒人—エリー・フォールによるゴビノー解釈;植民地行政と「新しいニグロ芸術」—ジョルジュ・アルディ ほか)
- 第3部 同意と拒絶をめぐる言説(ハーレム・ルネサンスにおけるアフリカ芸術;アメリカからフランス領植民地地域へ—伝播する「リズム」;サンゴールにおける「ニグロの魂」と「ニグロ芸術」 ほか)
- 「未開芸術」の再考へ向けて
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