交域する哲学
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交域する哲学
月曜社, 2018.4
- タイトル読み
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コウイキ スル テツガク
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内容説明・目次
内容説明
社会における哲学への関心と期待は大きい。それに応えることが哲学研究者に求められている。本書ではこのような理念のもとに、理論的、歴史的な哲学研究と、いわゆる応用的な思考との区別がなくなる地点に立って、哲学的「交差=越境」と現実の諸問題への提言との様々な可能性を探ってゆく。
目次
- 存在と永遠—スピノザにおける自然と様態の存在論(赤木真通)
- 判断保留と哲学者の実践—ピュロン主義と現象学(岩内章太郎)
- ミルチャ・エリアーデの「新しいヒューマニズム」と軍団運動—「精神の革命」と「新しい人間」(大谷崇)
- ブルンナー、バルト、ヤスパース—ヤスパースの「自然神学」とその「限界」(岡田聡)
- 民藝の美学的根拠—柳宗悦とカント『判断力批判』(大沢啓徳)
- スピノザの自然権思想とその成立背景(河合孝昭)
- 理性としての懐疑—懐疑論再考(佐藤真理人)
- 労働するとは別様に—生政治的生産の時代における人間活動(澤里岳史)
- 実存と偶然と必然と(高橋章仁)
- “リアル”とは何か—フッサールの「実在性」概念と超越論的観念論の帰趨(田口茂)〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より