諏訪学
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諏訪学
国書刊行会, 2018.3
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スワガク
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参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
記紀とは異なる国譲り神話の伝承、在地の神である洩矢神(モレヤ神)、千鹿頭神(チカト神)、その陰に見え隠れする天白、異界を遍歴する甲賀三郎、そして日本民俗学史上最大の謎である神、ミシャグジ—。これら異貌の神々への信仰など独自の文化が現在まで脈々とうけつがれる土地、諏訪。脱領域的に諸分野の研究者が集結し、中世から近代までの時間の広がりの中に信仰の源流をさぐり、語り物と宗教芸能の関係を三信遠からはるかユーラシアにまで視座を広げ、さらには縄文と神話考古の観点から、その極めて特異な信仰・文化体系を明らかにする。
目次
- 諏訪学の構築のために—序論にかえて
- 第1部 諏訪の神事と信仰—中世から近代へ(囚われの聖童たち—諏訪祭政体の大祝と神使をめぐって;守屋山の習俗と伝承;産業の神・諏訪明神—養蚕信仰から結社の神へ)
- 第2部 宗教芸能と伝承—三遠南信とユーラシアの視界から(神の子を孕むには—諏訪神楽再考;御室の猿楽—諏訪社・冬の祭の神事芸能;天白は星のくらいの神なれば—天白巫試論;ユーラシアの『甲賀三郎』—テュルクの英雄譚とシャマニズム)
- 第3部 縄文の神話考古(大地に描かれた胎芽・胎児・出産像をめぐって—縄文図像と三木胎生学;対称弧刻文の神話考古)
「BOOKデータベース」 より