蘭説辨惑
著者
書誌事項
蘭説辨惑
山形屋東助, 寛政11 [1799]
- 巻之上
- 巻之下
- タイトル別名
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蘭説辨惑磐水夜話
磐水夜話 : 蘭説辨惑
- タイトル読み
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ランセツ ベンワク
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注記
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刊本
刷り題簽の書名: 蘭説辨惑磐水夜話 (「蘭説辨惑」部分は二行小字書き)
題簽左肩双辺「蘭説辨惑磐水夜話 上(下)」
巻之下の最終丁に「陸奥仙□侍醫磐水大槻玄澤先生口授」「門人 丹波福知山醫官有馬文仲元晁筆記」「伊勢洞津圖南越村深藏子虚父校正」「幽蘭齋藏板」, 刊記に「寛政11年己未三月」「製本所 勢州洞津東町 山形屋東助」とあり
巻之下の最終丁に「□□11年1日棟架」朱墨の書き込みあり
全[87]丁 (巻之上: 3, 7, 7, 3, 2, 34丁, 巻之下: 25, 6丁)
四周単辺8行 内匡廓: 14.6×9.7cm 黒単魚尾 平仮名付訓
挿絵(墨印)あり
附録あり: 鷧齋杉田先生六十壽序2件あり
大槻磐水は仙台侯の侍医であって、医学に関する造詣深く、又和蘭語学を大成した人である。###蘭説弁惑は其門人有馬文仲が筆記したもので、従って先生と弟子との問答体に記述せられたものである。上下二冊より成り、上巻に和蘭国名、硝子、ぶどう酒、かんてら、さらさ、ぱん、しゃぼん、すらんがすてん等、下巻にはくろん坊、かげ絵灯籠、殺活車、えれきてる、写真鏡、江戸参向の由来及交易、外科、たらんだ、じゃがたら大略等を所々に挿絵を入れて、俗間に使用せる和蘭物名等の誤謬例えば和蘭人は日本人より早死する事の俗説の誤を挙げて説明したるものである。###大槻磐水に関する研究は大正元年大槻家から出版した磐水存響を参照せられたい。又磐水の著述の主なるものとしては、重訂解体新書、一角纂考、焉録、六物新志、磐水随筆、◆エン◆溝漫録、蘭説弁惑、環海異聞、官能真言、麻疹啓廻、蘭◆エン◆摘芳等がある。(解題作成:住田正一)
印記: 「住田蔵書」
保存状態: 虫損, 汚損あり