律から密へ : 晩年の慈雲尊者
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律から密へ : 晩年の慈雲尊者
春風社, 2018.5
- タイトル読み
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リツ カラ ミツ エ : バンネン ノ ジウン ソンジャ
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注記
参考文献: p379-389
内容説明・目次
内容説明
江戸時代の真言宗の高僧、慈雲尊者飲光はいかに『妙法蓮華経』を受容したのか。筑波大学附属図書館で2010年に発見された最晩年の直筆本『法華陀羅尼略解』をもとに慈雲の思想を再検討。慈雲における密教と顕教の合一を明らかにする。
目次
- 『法華陀羅尼略解』—解題と翻刻
- 第1部 正法律と天台(慈雲の法統—「正法律」の位置づけをめぐって;慈雲尊者と戒律の系譜—筑波大学所蔵・慈雲自筆本『法華陀羅尼略解』を基に;慈雲と天台僧たち—『法華陀羅尼略解』の位置づけをめぐって)
- 第2部 禅・儒教と神道・有部律・唯識学(菩薩戒と『摩訶止観』—慈雲と天台思想の関係をめぐって;慈雲尊者による儒教理解—『神儒偶談』『法華陀羅尼略解』『雙龍大和上垂示』を手がかりに;義浄と慈雲尊者—有部律から四分律へ、そして正法律へ ほか)
- 第3部 密教思想(慈雲尊者最晩年期の密教思想—『理趣経講義』から『法華陀羅尼略解』へ;「五悔」から「五秘密」へ—慈雲著『金剛薩〓(た)修行儀軌私記』(1802年)の位置づけをめぐって;『大日経疏』から一切義成就菩薩へ—晩年の慈雲による「法華陀羅尼」注疏の経緯)
- 『法華陀羅尼略解』の特質と意義
「BOOKデータベース」 より