ハインリヒ・シェンカーの音楽思想 : 楽曲分析を超えて

書誌事項

ハインリヒ・シェンカーの音楽思想 : 楽曲分析を超えて

西田紘子著

九州大学出版会, 2018.6

タイトル別名

ハインリヒ・シェンカー像の再構築 : 解釈学,物語論,旋律論

ハインリヒシェンカーの音楽思想 : 楽曲分析を超えて

タイトル読み

ハインリヒ・シェンカー ノ オンガク シソウ : ガッキョク ブンセキ オ コエテ

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注記

博士論文「ハインリヒ・シェンカー像の再構築 : 解釈学, 物語論, 旋律論」 (東京藝術大学, 2008年度提出) を土台としたもの

参考文献: p[201]-216

内容説明・目次

内容説明

音楽作品の解釈とは何か?ハインリヒ・シェンカー(1868‐1935)が挑んだ難問に関する本邦初の本格的な研究書。西洋の音楽理論や音楽美学、音楽史といった分野にとどまらず、解釈学や文学理論までを参照し、新たなシェンカー像を浮き彫りにする。音楽作品を「解釈」するとはどういうことか、「シェンカー理論」はどのように形成されていったのか、そもそも「旋律」とは何なのか。音楽愛好家のみならず、演奏者、そして、分野を超えて幅広い研究者層に読まれるべき必携の書。

目次

  • 序 1920年代を中心とするシェンカーの作品解釈(導入—シェンカーとシェンカー理論・分析;本書の目的 ほか)
  • 第1章 シェンカーの「音楽内的」解釈学—クレッチュマーとディルタイの解釈学との比較から(議論の射程;シェンカーの「音楽内的」解釈学 ほか)
  • 第2章 シェンカーの言語連想ナラティヴとウアリーニエ・ナラティヴ(物語り論とシェンカーの作品解釈;言語連想ナラティヴ ほか)
  • 第3章 ハルムとシェンカーの旋律線概念とその分析実践—書簡をとおした比較考察(ハルムとシェンカー;旋律線概念における還元的思考 ほか)
  • 結語 シェンカーをめぐる新たな関係図

「BOOKデータベース」 より

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