文化史のなかの光格天皇 : 朝儀復興を支えた文芸ネットワーク

書誌事項

文化史のなかの光格天皇 : 朝儀復興を支えた文芸ネットワーク

飯倉洋一, 盛田帝子編

勉誠出版, 2018.6

タイトル読み

ブンカシ ノ ナカ ノ コウカク テンノウ : チョウギ フッコウ オ ササエタ ブンゲイ ネットワーク

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内容説明・目次

内容説明

政治的・社会的状況が混迷しつつあった江戸時代後期、神事・朝儀の再興と復古に尽力し、歴代最後の「生前退位」を行った光格天皇。近代天皇制の礎を築いたとされるその営みの淵源・背景にある文化体系・歴史的状況はいかなるものであったのか。天皇を中心に形成された歌壇とそこで培われた人的ネットワーク、そして、文化の継承・展開を支えた学芸と出版を歴史的に把捉することで、光格天皇、その兄である妙法院宮真仁法親王の文化的営みの意義を明らかにする。

目次

  • 緒論 光格天皇をどうとらえるか
  • 第1部 近世歌壇における天皇公家(後水尾院と趣向;霊元院の古今和歌集講釈とその聞書—正徳四年の相伝を中心に;冷泉為村と桜町院 ほか)
  • 第2部 朝廷をめぐる学芸・出版(『二十一代集』の開板—書肆吉田四郎右衛門による歌書刊行事業の背景;『大日本史』論賛における歴史の展開と天皇;中村蘭林と和歌—学問吟味の提言と平安朝の讃仰 ほか)
  • 第3部 光格天皇・妙法院宮の文芸交流(寛政期新造内裏における南殿の桜—光格天皇と皇后欣子内親王;実録「中山大納言物」の諸特徴—諸本系統・人物造型を中心に;妙法院宮真仁法親王の文芸交流—『妙法院日次記』を手がかりとして、和歌を中心に ほか)

「BOOKデータベース」 より

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