島の「重さ」をめぐって : キューバの文学を読む

書誌事項

島の「重さ」をめぐって : キューバの文学を読む

久野量一著

松籟社, 2018.5

タイトル別名

島の重さをめぐって : キューバの文学を読む

タイトル読み

シマ ノ オモサ オ メグッテ : キューバ ノ ブンガク オ ヨム

大学図書館所蔵 件 / 46

この図書・雑誌をさがす

注記

脇注あり

主要文献一覧: p224-231

索引: p244-253

内容説明・目次

内容説明

キューバをめぐる二つの詩学—キューバは世界史上の磁場であり、特別な存在である、ゆえにこの島は「重い」。—キューバは曖昧で不明瞭な存在だ、言わばこの島には「重さがない」。自らのアイデンティティを自明視する「肯定の詩学」と、それを疑う「否定の詩学」。相反する二つの詩学を両輪に走り続けてきたキューバの文学を複眼的な視線で追う。

目次

  • キューバ、「肯定の詩学」と「否定の詩学」
  • 第1部 ピニェーラとアレナス(断片の世界—ビルヒリオ・ピニェーラを読む;ブエノスアイレスのビルヒリオ・ピニェーラ;革命とゴキブリ—作家レイナルド・アレナス前夜)
  • 第2部 革命と知識人たち(騒々しい過去と向き合うこと—ラファエル・ロハス『安眠できぬ死者たち‐キューバ知識人の革命、離反、亡命』をめぐって;『低開発の記憶』にみるエドムンド・デスノエスの苦悩;亡命地としてのアルゼンチン—アントニオ・ホセ・ポンテとカリブ文学研究をめぐって)
  • 第3部 冷戦後のキューバ文学(「革命文学」のゆくえ;ポストソ連時代のキューバ文学を読む—キューバはソ連をどう描いたか?;反マッコンド文学—二十一世紀キューバにおける第三世界文学とダビー・トスカーナ『天啓を受けた勇者たち』)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB26302935
  • ISBN
    • 9784879843647
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    京都
  • ページ数/冊数
    253p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ