書誌事項

悪魔の神話学

高橋義人著

岩波書店, 2018.6

タイトル別名

Mythology about devils

タイトル読み

アクマ ノ シンワガク

電子リソースにアクセスする 全1

大学図書館所蔵 件 / 125

この図書・雑誌をさがす

注記

注: p245-268

内容説明・目次

内容説明

キリスト教の根幹にインプットされた善悪二元論、それは「悪魔」という矛盾を抱えたまま時を超え、様々な文学・絵画・思想の根本問題としてヨーロッパ史を彩ってきた。魔女狩りに収斂しゆく「異端」をめぐる宗教学的議論、トリスタンとイゾルデ、タンホイザー説話、ファウスト伝承など、悪魔が跋扈する多種多様な物語、そして人間の「善」と「悪」をめぐる哲学の系譜…複数の水脈に分け入りながらヨーロッパ精神史に秘された闇に迫る、泰斗渾身の集大成。

目次

  • 序章 デモノロジーと西欧の影の精神史
  • 第1章 神の弟
  • 第2章 キリスト教とグノーシス
  • 第3章 堕天使という嘘
  • 第4章 原罪という嘘
  • 第5章 処女マリアという嘘—テオフィルスと悪魔との契約
  • 第6章 魔女という嘘—唯名論の問題提起
  • 第7章 愛は悪魔よりも強し—ミンネザングとトリスタン
  • 第8章 自由意志か奴隷意志か—エラスムス対ルター
  • 第9章 人間の本性は善か悪か—カント、ヒューム、ルソー

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB26340548
  • ISBN
    • 9784000612562
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xvi, 272p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ