愛の日本史 : 創世神話から現代の寓話まで

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愛の日本史 : 創世神話から現代の寓話まで

アニエス・ジアール著 ; 谷川渥訳

国書刊行会, 2018.6

Other Title

Les histoires d'amour au Japon : des mythes fondateurs aux fables contemporaines

Title Transcription

アイ ノ ニホンシ : ソウセイ シンワ カラ ゲンダイ ノ グウワ マデ

Note

原著 (Grenoble : Glénat, 2012) の全訳

Description and Table of Contents

Description

異文化の眼差しがあぶりだす日本の愛の本質。古事記から三島由紀夫まで夥しい文献を渉猟して、日本における“愛”の驚くべき豊饒性を気鋭のフランス人研究家が明らかにする。日本に“愛”は存在するのか?西洋では普遍概念であるはずの“愛”は日本ではどんな形で可能なのか?『記号の帝国』に比肩する画期的な日本文化誌、待望の邦訳。

Table of Contents

  • 永遠の秘密「愛する、なんで“死ぬ”って言わないの」
  • 待つことによる欲望「山鳥の尾の垂り尾の長々し夜」
  • 誰にも心がある「風が竹やぶを吹き抜けるとき…」
  • 捕まえられない天女「春の朧月の光に浮かぶ若い天女の姿」
  • 結婚と不純「お願いですから、私を見ないでください」
  • 裏の感情「影のない心など存在しない」
  • 道行き「日本における愛の起源、それは道行きである」
  • 虫と光沢「人格横断的同一性の限りない拡張」
  • 嫉妬のドラマ「私の心は憎しみでいっぱい、怒りの炎に呑みこまれそう」
  • 忠実な妻たち「主人のために死んでも、少しも後悔しません」〔ほか〕

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