阿修羅の涙 : 興福寺八部衆の謎を解く

著者
    • 日下, 草平 クサカ, ソウヘイ
書誌事項

阿修羅の涙 : 興福寺八部衆の謎を解く

日下草平著

東京図書出版 , リフレ出版 (発売), 2018.3

タイトル読み

アシュラ ノ ナミダ : コウフクジ ハチブシュウ ノ ナゾ オ トク

注記

主な参考文献: p172-176

内容説明・目次

内容説明

奈良興福寺の『阿修羅像』は、自ら命を絶った悲劇の皇女の姿を写したものである。そして阿修羅に秘められた謎はさらに深い。興福寺『八部衆像』は、藤原氏の陰謀「長屋王の変」によって死に追いやられた長屋王とその妻吉備内親王、四人の王子たちの鎮魂と懺悔の祈りを込めて造られた像である。なぜ彼らは造られ、千三百年近い時空を生き抜いてきたのか。

目次

  • 阿修羅の人気と興福寺八部衆の謎
  • 「長屋王の変」と聖武天皇の不可解な対応
  • 長屋王の人物像と藤原氏
  • 持統天皇の悲願「草壁皇統」の存続と首皇子への期待
  • 藤原宮子の出自の謎と文武天皇の勅願寺建立
  • 長屋王と聖武天皇および藤原氏との対立
  • 元明天皇の勅と皇太子の死
  • 橘三千代という女性
  • 橘三千代の仏教信仰と娘たちへの影響
  • 三つの疑問と「長屋王の変」の真相〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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