頼介伝 : 無名の起業家が生きた知られざる日本現代史

Bibliographic Information

頼介伝 : 無名の起業家が生きた知られざる日本現代史

松原隆一郎 [著]

苦楽堂, 2018.7

Other Title

Raisuke-den : an unnamed entrepreneur fighted out, another Japanese contemporary history

頼介伝 : 無名の起業家が生きたもうひとつの日本近現代史

Title Transcription

ライスケ デン : ムメイ ノ キギョウカ ガ イキタ シラレザル ニホン ゲンダイシ

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Note

タイトルは奥付による

その他のタイトルはブック・ジャケットによる

関連年表: p288-296

Description and Table of Contents

Description

1万冊を収める著者の書庫は、祖父・頼介が最後に残した遺産で造られた。岸信介と同級生だったという祖父は、どのように財を成し、そして失ったのか。「無名の起業家」の足跡を辿る旅が始まる。戦前の南洋ダバオ。暴動の街・神戸と鈴木商店の興亡。満鉄相手の大商売。『細雪』の地での成金暮らし。すべて戦禍で失われた8隻の船。終戦直後の再起。『華麗なる一族』を地で行く製鉄業での栄光と破綻。頼介の生涯は、そのまま神戸そして日本の忘れられた近現代史と重なっていく。この国の百年を体感する傑作大河評伝。

Table of Contents

  • 序 なぜ祖父の人生をたどり返すのか
  • 第一部 祖父と出会う(第一章 一八九七(明治三〇)年生まれの世代について;第二章 「楽園」ダバオへ;第三章 労働者のるつぼ・東出町)
  • 第二部 成り上がりと戦争(第四章 満洲の夢と阪神間モダニズム;第五章 船を造る)
  • 第三部 起業家の復活と死(第六章 再起;第七章 ワンマン経営;第八章 最後の賭け;第九章 起業家の死)
  • 終章 神戸についての省察

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