漢字とアジア : 文字から文明圏の歴史を読む

書誌事項

漢字とアジア : 文字から文明圏の歴史を読む

石川九楊著

(ちくま文庫, [い96-1])

筑摩書房, 2018.8

タイトル別名

漢字がつくった東アジア

タイトル読み

カンジ ト アジア : モジ カラ ブンメイケン ノ レキシ オ ヨム

注記

筑摩書房2007.4刊 (原題「漢字がつくった東アジア」) の文庫化

参考文献: p [354]-361

叢書番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

東アジアにおいて、漢字は単なる記号ではなかった。文明圏をかたちづくる中核として、日本では平仮名を、朝鮮ではハングルを、越南ではチューノムを生み出し、歴史を大きく動かしてきた。渤海の独立、沖縄の結縄、アイヌ社会の形成にも影響をあたえた漢字は、私たちの精神に何をもたらしたのか?鬼才の書家が、漢字文化の研究をもとに、より広い文明的な視野から東アジア2000年の歴史を読み解く。

目次

  • 漢字文明圏とは何か
  • 文字と国家の誕生—中国史1
  • 分節時代から再統一へ—中国史2
  • 深化から解放へ—中国史3
  • 立ち上がる朝鮮半島—朝鮮史1
  • ハングルと朝鮮文化—朝鮮史2
  • 漢字文明圏の北限—渤海・大陸東北史
  • 漢字文明圏の南限—越南史
  • 琉球から沖縄へ—琉球史1
  • ヤポネシアの空間—琉球史2
  • 無文字社会から問う—アイヌ史
  • 東アジア漢字文明圏の射程

「BOOKデータベース」 より

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