一八世紀近代の臨界 : ディドロとモーツァルト

書誌事項

一八世紀近代の臨界 : ディドロとモーツァルト

鷲見洋一著

ぷねうま舎, 2018.7

タイトル別名

18世紀近代の臨界 : ディドロとモーツァルト

近代の臨界 : 一八世紀

タイトル読み

ジュウハッセイキ キンダイ ノ リンカイ : ディドロ ト モーツァルト

内容説明・目次

内容説明

知られざる生の深みへ。モーツァルトとディドロ、音楽と書翰・対話に表現された、近代的な孤の天国と地獄。そして、時代を超える二つの創造、“イ短調ピアノ・ソナタ”と『百科全書』。名づけようのない哀しみと、知の巨大な集積の企てとが交叉する地点に、近代の始原と極北とをとらえる。半世紀をかけた一八世紀研究の結晶。

目次

  • 「むすぶ」ことと「ほどく」こと—我流の勉強論
  • 1 ディドロ読み歩き(不在についての考察—脅迫状、恋愛小説、そして恋文へ;ソフィー・ヴォラン書翰を読む—一七六二年の場合;ディドロの『ラ・カルリエール夫人』を読む;二つの国内旅行—ディドロとメネトラの紀行文;『ラモーの甥』の昔と今—博論異聞;『ラモーの甥』の末裔たち;モーツァルトからディドロまで—即興論の資格から;ディドロはいかに読まれてきたか)
  • 2 モーツァルトのいる風景(文学に見る一八世紀;怪物的神童とパリ—一七六三‐六四年の滞在;喪失と自由—一七七八年、パリ;国王さまざま—一七九一年の周辺;奇人と天才の話—ヨーロッパ世紀末のモーツァルト)
  • 「いたみ」と「かなしみ」のトポス

「BOOKデータベース」 より

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