佐高信の昭和史
著者
書誌事項
佐高信の昭和史
(角川文庫, 21129)
KADOKAWA, 2018.8
- タイトル別名
-
角川ソフィア文庫
- タイトル読み
-
サタカ マコト ノ ショウワシ
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注記
2015年刊の増補・文庫化
その他のタイトルはブックジャケットによる
ブックジャケットのシリーズ番号: I-146-2
本書を読むための明治・大正・昭和史略年表: p321-330
参考文献: p331-334
内容説明・目次
内容説明
歴史にただ一つの真実というものはない—。誰の視点で語られているのか、誰がそれを重要な事柄と判断したのか。強者の発する声だけでなく、弱者の声もすくい、複眼的に見ることで、客観的真実が浮かび上がる。すべての歴史を現代史として捉えて、現在は過去との対話という観点から、戦争へと突き進む昭和と、戦後70年の日本社会の軌跡を辿る。リベラルな視点で昭和を捉え直し、現代日本に警鐘を鳴らす。
目次
- 疑念を持って歴史を見つめる視点—もうこれ以上だまされてはいけない
- 銀行を潰したのは誰だ?—昭和恐慌はなぜ起きたのか
- なぜ軍国主義に染まっていったのか—苛烈化する思想
- なぜ「世界の孤児」へと暴走したのか—満州事変から国際連盟脱退にいたる道
- 時流に媚びない人たち—彼らはどう異を唱えたのか
- 戦争協力と戦争責任を考える—日本的な同調型思考停止社会のワナ
- つくられた終戦記念日—本当の終戦はいつだったのか
- 戦後を牽引したニッポンの会社の裏側—サラリーマンはなぜ「社畜」化したのか
- 労働組合は何をしてきたか—なぜか嫌われる理由と本来の意義
- 社会党はなぜダメになったのか—リベラル勢力の凋落に思うこと
- 創価学会はなぜ現代のタブーになったのか—政教分離を瓦解させたモンスターの正体
- 組織・社会とどう関わっていくか—「個」を殺されずに生きるために
- 黒幕たちの昭和史—闇の世界の顔役の動き
「BOOKデータベース」 より