菊池寛
著者
書誌事項
菊池寛
(Century books, . 人と作品||ヒト ト サクヒン)
清水書院, 2018.4
- : 新装版
- タイトル読み
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キクチ カン
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注記
背と表紙の責任表示: 福田清人編, 小久保武著
菊池寛の肖像あり
年譜: p204-209
参考文献: p210
内容説明・目次
内容説明
菊池寛は、偉大なる作家であるよりも前に、まず、偉大なる生活者、偉大なる常識人であった。また、ざせつということを知らぬ偉大なる実行家であった。かれの心は、つねに現実に向かってさめていた。だから、文学や芸術に対しても、かれは、けっしてロマンチックな幻想を持たなかった。かれが、純文学の面での芸術的完成を、あえて深追いする必要を認めなかったのもそのためであった。こうして、かれの後半生のエネルギーの大半は、通俗小説や雑誌経営に費やされたが、その努力は、文学の社会化という、画期的な大事業と分かちがたく結びついていたのである。「人生第一、芸術第二」—このことばに、リアリスト菊池寛のすべては語り尽くされている。
目次
- 第1編 菊池寛の生涯(貧しい生い立ち;青春放浪時代;作家修業時代;新進作家からジャーナリストへ;文壇の大御所)
- 第2編 作品と解説(父帰る;無名作家の日記;忠直卿行状記;屋上の狂人;恩讐の彼方に ほか)
「BOOKデータベース」 より