二葉亭四迷
著者
書誌事項
二葉亭四迷
(Century books, . 人と作品||ヒト ト サクヒン)
清水書院, 2018.4
- : 新装版
- タイトル読み
-
フタバテイ シメイ
大学図書館所蔵 件 / 全12件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
背と表紙の責任表示: 福田清人編, 小倉脩三著
二葉亭四迷の肖像あり
年譜: p179-184
参考文献: p184
内容説明・目次
内容説明
二葉亭が自らに「くたばってしまえ」と言い放って、ペンネームを「二葉亭四迷」とした、という話はよく知られている。自分が文学者であることを何よりも嫌悪し、幾度か文学を放棄した。しかし、そのようにして書かれた彼の創作、翻訳、評論が、近代日本文学確立のために果たした役割は非常に大きい。また、『浮雲』『其面影』『平凡』等、数少ない彼の小説は、今なお色あせることなく我々に感動を与えるが、その背後には、明治の知識人としての彼の深い人間的苦悩があった。若くして、政治・外交官を志してロシア語を学び、大陸へ渡ること二たび、志のとげられぬままついに旅先で病を得てシンガポールのベンガル洋上で四十六歳の生涯を閉じる。その波瀾多い苦難の生涯は、単に文学者という域にとどまらず、いわば明治という近代文明黎明期の一先駆者の人間記録としても、万人の胸をうつものである。
目次
- 第1編 二葉亭四迷の生涯(文学への眼覚め;野心と絶望;青春彷徨;生活の嵐の中で;父の死 ほか)
- 第2編 作品と解説(浮雲;其面影;平凡;翻訳および文学論;むすび)
「BOOKデータベース」 より